でんちまにあのブログ

救いようもない今でさえも愛してる。

帰れないひとり。

わたしは善と悪のボーダーをついに超えてしまいました。

 

今日はそのお話。

 

歩く道徳。と言われて久しいまにあですが、

その道徳も度が超えれば暴力になるわけで、

 

先日、ローソンストアに行ったんですが

 

商品の並ぶ道をやたら大きいリュックを背負った

肉体労働帰りと思われる老人がおったのです

 

おれはレジに行くためにその道を通りたくて

その前にいたおばちゃんは苦しそうな顔をしながら、

なんとか大きなリュックと肉体に異様に発達した

ごつい体の老人の間にできた

わずかな隙間を通り抜け

苦しみを味わっていた。

 

これはいかん。

 

この肉体じじいに思い知らしてやれねばと

 

そのときは思ってしまった。

 

だからおれはそのじじいに向かってまっすぐ突き進みながら、

右肩を後ろにひねりながら

その反動でリュックめがけて

タックルとまでは行かないが

そっといやそっとでもないな。

 

リックごと体を動かさせ

その開いた隙間から

レジへと直行ってわけ。

 

そのときのじじいの顔が忘れられない

 

いや見てないからわかんないけど

 

おれは後ろを振り向いて確認することができなかったんだ。

 

 

怖すぎて

 

自分のしたことに。

 

 

あーあ

 

 

完全に悪の道に入ってしまったなと

 

帰ってローソンストアで手に入れた

 

お弁当を食べながら

 

ひとしきりやってしまったこと。もう後戻りできないことを

 

後悔しながらも

 

目はギンギンにギラツイていたってわけ。

 

 

といわけで

 

昨日からおれは悪人です。

 

 

常日頃

 

老人ホームに姨捨山の読み聞かせをしにいきたい衝動に

苛まれながら、いきているほどの老人嫌いですが

 

老人といえば体が弱いのに

 

そんな老人にタックルめいたことをかますなんて。

 

 

もう後戻りはできないし

 

これからどうするかって感じ。